~きょうの内容~
かんたんに、自宅でお手入れしたい!
忙しい毎日、ニットを手洗いする時間もなければ、
頻繁にクリーニングを利用するお金もない……。
お洋服は、できれば自宅で、かんたんにお手入れしたい!
今回は、ふだんわたしが自宅でしている「お洋服のお手入れ方法」をお届けします!
1 「自宅で洗うもの」と「クリーニングに出すもの」を選別
クリーニングに出すのは、コート・スーツ・高価なワンピース(5万円以上したものなど)・シルクのお洋服のみ!
その他のお洋服は自宅でおしゃれ着洗いです。
何よりも「着た後、時間を置かずに洗うこと」が大切。いつかクリーニングに出そうと溜めておくよりは、すぐに自宅で洗った方がいいと考えています。
洗濯表示を確認。アプリですぐにわかります!
ブラウスやサテンスカートなど、薄手のお洋服は洗濯方法を間違えると傷んでしまうこともあるので、洗う前にしっかり確認しましょう!
わたしが洗濯表示の確認で使っているのは、LIONの「これ洗える?」というアプリ。お洋服のタグについている洗濯表示を順番にタップしていくだけで、洗濯機OKか、OKの場合どのコースで洗うべきかを教えてくれます。
2 特に気になる汚れは、部分洗い
飲食物や化粧品の汚れ・シミなど、
目立つ汚れがついてしまったときは、
お洗濯の前に「ウタマロ石鹸」で部分洗い(手洗い)します。
飲食物の汚れは、食器洗い用洗剤でも落ちますよ◎
白ブラウスの襟元や袖口の汚れは、専用アイテムを使って部分ケア。
使っているのは「暮らしの重曹せっけん エリそで泡スプレー」です。
襟元や袖口にスプレーして、そのまま洗濯機に入れて洗うだけ。手洗いしなくていいのがラクで嬉しい!
ガンコな汚れは、スプレーした後使わなくなった歯ブラシなどでこすってから洗えばOKです。
下準備が終わったら洗濯機へ
インナー以外のお洋服は、「裏返してネットに入れ」「おしゃれ着用洗剤で」「ドライコース(おうちクリーニングコース)」で洗います。
ニットは特に、通常コースで洗濯すると縮むのでNG!
サテン素材や薄手ニットは痛みやすいので、
他のお洋服のフックなどが引っかからないよう、必ずネットに入れます。
お洗濯の頻度について……。
厚手のボトムやニット、ジャケット、スーツ類は、そんなに頻繁に洗っていません。帰宅した後すぐに脱いで1日陰干しし、クローゼットにしまっています。
Tシャツ、ブラウスやタイトなニットなど、トップスの中でも体にフィットするシルエットのお洋服は、冬でも毎回洗っているかも。
ニットのハンガー干しはNG
ニットを干すときは、絶対にハンガーにかけないでください!
伸びるし、型崩れするし、肩の部分にハンガーの跡がつくしで……修復不能になってしまいます。
地面と水平に平たく広げる「平干し」がマスト。
わたしはタオル掛けに干すことが多いですが、
ハンガー2~3本を5センチ程度の間隔で並べ、その上にニットを渡すと、平干しに近い形で干すことができます◎
3 ニットのほつれや毛玉、コートの毛羽立ちお手入れ
ニットのお手入れは、まずほつれの修復から!
糸がほつれ飛び出た状態で毛玉取り機をかけると、
飛び出た糸が毛玉取り機で刈り取られ、穴が開いてしまいます。必ず、ほつれの修復→毛玉取り の順でお手入れしてください。
同様に、ほつれて飛び出た糸をハサミで切るのもNG。
使うのはこちらの「ほつれ補修針」です!
ローゲージニットには太い方の針を、
ハイゲージニットには、細い方の針を使います。
ほつれて飛び出た糸の、根元部分に針を刺して……
そのまま、ニットの裏側に引き抜きます。
これで、どこがほつれていたのかわからないくらい、
きれいに元通り!
毛玉取り機&ブラシをかけます
ニットや化繊ブラウスの毛玉は毛玉取り機でお手入れ。
使っているのは「KEDAMA Cleaner(TESCOM)」です。
アンゴラやシャギーなど、ふわふわのニットは「高」、
それ以外のニットは「低」と使い分けています。
コートは、帰宅してすぐクローゼットにしまうのではなく、
ハンガーにかけ、風通しのいいところで1日干しておきます。
クローゼットにしまうときにざっと見て、気になったらブラシをかけています。
使っているのは「静電気除去洋服ブラシ(イケモト)」です。
毛羽立ちのあるコートとないコートでは、ぱっと見の高級感が全然違います。
それだけ、毛玉や毛羽立ちの与えるインパクトって、とても大きい。
お手入れされていない高級服より、たとえプチプラでもきちんとお手入れされているお洋服の方が、着ている人を素敵に見せてくれるはずです。
クローゼットにしまう前にざっと見渡して、毛玉ができやすい部分や目立つ部分だけでも、こまめにお手入れするといいですよ!
4 アイロンがけの注意点
わたしは、コットンのアイテムくらいしかアイロンがけしません。
しわができる一番の原因は、洗濯後、干すまでに時間をおいてしまうこと。
コットン以外のアイテム(特に薄手のニットなど)は、
洗濯後すぐに、しわを手で伸ばし広げて干せば、しわが残ることはほぼありません。
それでもしわができてしまったとき。
ニットへのアイロンの直当ては絶対にNGです!
焼けてつるつるになってしまいます。
先ほど紹介したアプリ「これ洗える?」で、
アイロンを当てて問題ないか・当て布は要るかをチェックしつつ…… 直当てできないときは、スチームアイロンで対応。
しわ部分のお洋服を片手で引っ張りながらスチームを当てます。
スチームアイロンは、アイロン台を出さずに使えるので、
外出前にちょっと気になる部分のしわを伸ばしたり、
ギャザーや立体加工のお洋服など、アイロン台の上でアイロンを当てるのに適さないお洋服のしわ伸ばしにも使っています◎
アイロンをかけても、なかなかしわが取れないなというときは……。
アイロン自体ではなく、アイロン台の問題かもしれません。
わたしは、このアイロン台に替えてから、
今までアイロンをかけても目立っていたしわが、本当にきれいに消えるようになりました!
少しお値段は張りますが、
アイロンをよく使う方にはとってもおすすめです!
5 お手入れをラクにする予防アイテム!
だいすきなお洋服、もちろん真心こめてお手入れしていますが、
そもそも汚れや毛玉がつきにくければ、それに越したことはないですよね。
最後に、わたしが使っている予防アイテムをご紹介します。
ニットの毛玉予防に使っているのは「 毛玉防止スプレー(undeg)」。
新しいニットをおろすときや、ニットのお手入れが終わった最後に、
特に毛玉のできやすい縫い目部分や袖口部分、バッグと擦れやすい部分などにスプレーします。
ジャケットやコートなどのアウター類、汚れが目立つ白いお洋服は、
防水スプレーをかけてから着ます。
それだけで格段に汚れにくくなるので、このひと手間だけは惜しみません!
お手入れアイテムを上手く使って、時短&らくちんケア♪
お洋服のお手入れ方法いろいろをご紹介しました。
着た後すぐにお手入れすることが何よりも大切。
自宅でのお洗濯をベースに、部分洗いアイテムや予防アイテムを上手く使ってお手入れのハードルを下げ、こまめなケアを心掛けています。